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ニューサポート高校「理科」vol.41(2024年春号)「特集:授業を変える~探究~」より。日常生活には、化学的なものや事柄であふれている。なにげない日常も、実は見方を変えるだけでいろいろな世界が広がっている。それはお菓子づくりにおいても同じようなことがいえると思う。正確に材料をはかりとり、適切な攪拌や正確な温度帯での焼成などを行って初めて、お菓子づくりが成功したといえる。逆に、お菓子づくりについて化学的な目線で見ることができないと、ちょっとした自分の判断不足により、せっかくの生地が膨らまない、凝固しないなどの失敗も出てくる。お菓子づくりは化学実験なのだ。
sachi_homemade
私たちの身のまわりには多くのものが存在しています。例えば,コップが何という材料で出来ているかで区別するとき,材料になっているものを物質とよびます。ガラスで出来たコップの場合,ガラスの方が物質であり,コップは物体と呼びます。物体には一定の形や大きさ,用途があり,理科では,物体ではなく物質の性質を調べます。
筑波大学教員免許更新講習講師 鈴木伸男
ニューサポート高校「社会」vol.35(2021年春号)より。COVID-19パンデミックで,これまでノーマルだったことがそうでなくなり,新しい枠組みに対応できる力,そして,できなくなったことではなく,今できることは何かを考えるようなメンタリティが改めて問われています。大学教育も遠隔・オンラインと対面指導のハイブリッド化が一気に促進され,さらに決められた時間に授業を受けるという学び方だけではなく,オンデマンドで提供される学習材を用いて,自ら計画的に時間設定して学ぶこととの組み合わせが可能となる学び方が一層拡充されるでしょう。そのような変化の中で,将来教員として活躍する人を養成する大学が,どんな力を入学試験で求めるのかについて考えたいと思います。
兵庫教育大学理事・副学長 吉水 裕也