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私は地学が専門ということになっているのですが,本校では地学の開講単位数があまり多くないので,他の科目の授業も受け持たねばなりません。教員構成の関係で生物か化学の授業を担当することが多いのですが,専門外であってもさほどストレスを感じることはありません。それは,何年かのブランクがあっても,採用している教科書が変わっていても,「1年間にやるべきこと」の予測がつくからです。
滋賀県立水口東高等学校 田村幹夫
科学雑誌に並ぶ年末恒例「10大ニュース」は,毎年楽しみのコーナーである。ネイチャーとサイエンスの両誌が最初に選んだテーマは重力波であった。これぞ基礎科学の結晶のような成果だ。一方,人工知能も急成長を遂げ,囲碁チャンピオンを破ったことは広くニュースにもなった。ゲノム編集ではCRISPRを使った臨床応用が成功し,再生医療では3人の親を持つ赤ちゃんが誕生した。今回は,年末の科学記事(1-3)に個人的な選好をあわせて,2016年の科学を振り返ってみたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎