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「解法は1通りではない」-数学の別解づくりを考えよう-稲永善数―平成15年4月作成より。複素数 x + iy の表示の利用,複素数の絶対値を利用,平行移動を利用,ベクトルの成分表示を利用。
稲永善数
楕円x2/a2+y2/b2=1の焦点はa,bの大小によって,a>bのときは2点(±√a2-b2,0), a<bのときは2点(0,±√b2-a2)となる。しかし,複素数平面で考えれば,前者は±√a2-b2,後者は±√b2-a2i=±√a2-b2であり,場合分けは不要である。このように,複素数平面で考えることで統一的に扱うことが可能になる。 そこで,本稿では複素数平面を通じて楕円の焦点の座標を考察してみた。数学Ⅲで複素数平面を扱うようになり,また,旧課程では数学Cで扱っていた2次曲線も数学Ⅲで扱うようになったので,それらのコラボとして考察してみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内;
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
2定点A,Bからの距離の比が一定である点の軌跡をアポロニウスの円という。筆者は,このアポロニウスの円のベクトル方程式について考察する中で,非常に興味深い結果を得ることができた。本稿で詳しくご報告したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善