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拙稿「不定積分∫sinndxについて~n (整数)による求め方の違い~」において, を自然数として,(*)∫sin2n+1xdx=n∑r=0(-1r+1nCr cos2r+1x/2r+1+C(Cは積分定数) であることを得た。 この結果から何か興味を引くことは導けないだろうかと思い,次のようなことを考えてみた。n∑r=0nCr(-1)r+1 cos2r+1x/2r+1は,x=0のときn∑r=0(-1)r nCr /2r+1である。これがnのどのような式として表せるか,そのときに(*)が活かせないだろうかということである。 本稿では, n∑r=0(-1)r nCr /2r+1について,(*)を活用して求めてみる。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
関数y=xxのグラフと関数y=1/xxのグラフで囲まれる部分の面積について考察した。まず、xxと1/xxそれぞれについて0から1まで定積分した値を無限級数の和で表し、それを利用して関数y=xxのグラフと関数y=1/xxのグラフで囲まれる部分の面積を無限級数の和で表した。 レベルは高校の内容を超えるが、先生方の研究や指導の参考になる内容であると思う。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
ニューサポート高校「数学」vol.19 特集:集中連載 先輩,ここどげん教えると?Part 1(2013年春号)より。今回は数学Ⅱの微積分です。
駿台予備校講師 安田亨
ニューサポート高校「数学」vol.35(2021年春号)より。「測度と積分」折原明夫著,裳華房(1997年)の紹介。高校数学は,数学Ⅲにおいて積分の計算とその応用(面積・体積・曲線の長さなど)を最後に学ぶ。私自身,高校生のときに,漠然とではあるが大学での積分の最終目的地はどこにあるのだろうと興味をもっていたこともあって,数学科に進学した。微分積分学で最初に学ぶfd-論法に高校までの数学との違いを痛感しながらも,大学2回生で多変数関数の微分積分や線積分を学んだときには,積分の最終目的地に到達した気分になったものである。
片山学園中学校・高等学校教諭 山形 武司