教科書の単元から資料を探すページです。
三角比は当初,直角三角形をもとにした鋭角の三角比を扱う。その後、鈍角の三角比を扱う。数学では「拡張」という行為をよくする。これは喩えると、パソコンの「更新プログラム」や「バージョンアップ」のようなものである。つまり,それまでのことはそのままできて,新しいこともできるようになるということである。新しいことはこれまでに経験したことのないことであるから,当座は戸惑うことはあるであろうが,慣れていくとその良さが分かる。「理解」には「同化」と「調節」が必要である。「わかる」ためにはその行為がスムーズにできるかどうかにかかっている。そのための「わかりやすい説明」が数学の苦手な生徒には必要である。本稿では,鋭角の三角比から鈍角の三角比に拡張するときの躓きが少なくなるような説明を考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら→https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/login/newenter.php?wurl=/detail/40776/
山口県立高森高等学校 西元教善
私は数学Ⅰの単位円の半径について,教科書の流れがどうしても「生徒が理解しやすい」とは思えない。多くの先生方が最初から半径は1としているようですが,ならばなおさら教科書会社には教科書と現場とのズレを知って欲しいと思いレポートした。
長野県 蓼科高等学校 柴那和
三角関数の指導法ほど、教員によってさまざまになる単元もない、教科会で統一をはかろうと思っても食い違いが解消されない場合もあるし、教科書と学校でのカリキュラムが一致しないために準用問題集の解答と食い違いが起きてしまうなど、実に悩ましい。先日三角関数の領域の授業が終わったので、各種指導法の問題点を整理してまとめてみたい。
埼玉県豊岡高等学校 五十嵐英男
教科書「数学1」「数学A」(2001年度版)準拠。10分間テスト。1ページ目がテスト問題,2ページ目が解答になっています。基礎計算の徹底と確認テスト。
東京書籍(株) 数学編集部