教科書の単元から資料を探すページです。
個人が完全に孤立して社会生活を営めないように,国家も完全に孤立して存続することは,現代の国際社会に於いてはあり得ない。それは,15世紀の大航海時代以来進行した世界の一体化が,今日では交通・通信手段の急激な進歩により,一層完成の度を増してきたからである。試しに,自分たちの身の回りに眼を向けてもらいたい。身につけているもの,日々食べているもののどれほどが日本製だろうか。国家はそれぞれ政治・軍事・経済などの分野で複雑に結びつき,とりわけ経済取引,つまり貿易に於いては,その結合は世界を覆い尽くしていると言っても過言ではない。細かな経済関係については,逐一追うことは困難であるが,大きな枠組みとして国家は様々な国際組織を作って結びついている。ここでは,現代国際社会における国際組織(国家間の結合関係)のあらましを学ぶ。
立命館慶祥高等学校 斎藤忠和
要点マスター 地理B整理・演習ノート(一問一答補遺版)より。第3編 交流する世界、第2章 国家間の結びつき。「地理B(地B009 )」(2008-2012年度用)教科書に対応した地理B」整理・演習ノートをご紹介します。一問一答形式になっていて、解答は各編の最後にまとめて掲載しています。
東京書籍(株) 社会編集部