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ニューサポート高校「社会」vol.28(2017年秋号)より。平成25年度より完全実施された現行学習指導要領では,初等中等教育の中で自然災害に関する教育が格段に強化された。高校地理の教科書では「自然災害」「防災」などの用語が目次の一角を占め,単元あるいは小単元として確立した。自然災害研究を進めてきた者の一人として,学習指導要領改訂にご尽力された方々に敬意を表す次第である。
『地理B』編集協力 石川裕彦
ニューサポート高校「社会」vol.38(2022年秋号)より。人文・自然の両方の環境から地域を捉える地理学は、「災害」や「防災」の地域における現実を考える。特に災害や防災の空間的事象を、地形図の上で理解することは、自然現象の仕組みとともに、それを受け止めた土地の状況を理解することにつながる。
京都大学大学院教授 山村亜希
高校地理の授業を楽しくする「授業で使えたこんなモノ」シリーズの第13回。生徒たちにとって「聞いたことはあるけれど見たことはない」ハザードマップ。近年防災意識の高まりとともに、大学入試の頻出事項となってきたハザードマップを、いかにして生徒たちに身近なものと実感させ、作業レベルまで落とし込むか。そのための1つの実践事例をご紹介します。
千葉県立成田国際高等学校 石毛一郎
ニューサポート高校「社会」vol.31(2019年春号より。2022 年から高校地理歴史科で必履修科目とされる「地理総合」の学習指導要領においては, 主に自然災害と関連づけて新旧地形図を用いることが示されている。従来水田として使われていた低い土地が,都市化に伴い宅地に変化して浸水の被害に遭うことがあるが,その際新旧の地形図を比較すると簡単に理解できる。
埼玉大学教育学部准教授 谷謙二
「ニューサポート高校地歴・公民 2003年5月発行」より。温暖化に代表されるような環境問題は,果たして人間活動によるものか,それとも自然現象である気候変動によるものか,議論は尽きない。しかし,単純に人間活動の影響とそうでない変動とに分離することは,地球が人間を含めた地球生態系の中で進化していることを考えると,簡単ではないし,また安易に分離すべきではない。ここでは,気候変動や都市のヒートアイランド現象をどうとらえ,考えるべきかを述べてみたい。
東京学芸大学名誉教授 山下脩二
言葉の解説集(5)環境編「グリーンコンシューマーって何ですか?」(2016年7月)より。郊外に比べ,都市部ほど気温が高くなる現象のことを 「ヒートアイランド現象」といいます。ヒートアイラン ド現象の原因として,緑地や水面の減少,アスファルトやコンクリートに覆われた地面の増大,自動車や建物などから出される熱(排熱)の増大,ビルの密集による風通しの悪化などが考えられています。
東京書籍(株) 家庭編集部
「ニューサポート高校「社会」vol.33(2020年春号)特集:センター試験分析・共通テストへの展望」より。国土地理院では,「自然災害伝承碑」の情報をウェブ地図「地理院地図」に2019年6月から掲載を開始しました。自然災害伝承碑とは,過去に起きた津波,洪水,火山災害,土砂災害等の自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントのことです。
国土地理院応用地理部