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ニューサポート高校「社会」vol.38(2022年秋号)より。2022年2月24日。ロシアがウクライナに対して「特別軍事作戦」を開始し、侵略戦争が始まった。これは、2014年3月にロシアがクリミア半島を電撃的に奪取し、東部ウクライナへの介入を始めて以来、それを上回る事態となった。以下では、この軍事侵攻の性格を明らかにしたうえで、なぜ侵攻に至ったのかについて、国際、国家、個人の次元にまたがり分析する。
東京大学法学部教授 遠藤乾
「教室の窓 北海道版(小・中学校)vol.14」より。北海道教育委員会では『今日の急速な社会変化の中にある学校が諸課題に対応していくため,教員に視野を広げる機会を与え,これを通じて得たものの見方や考え方を学校教育に還元していく』というねらいの下,教員長期社会体験研修を実施している。そのいくつかの受け入れ先のひとつにJICA北海道(札幌)がある。今から約10年前の2008年1月,私はJICA北海道主催の教師海外研修で10日間ほど,アフリカのタンザニアを訪れる機会に恵まれた。教師海外研修とは,全国の各JICA国内拠点でそれぞれ実施している,国際理解教育に取り組んでいる教員・教育関係者を対象とした研修だ。開発途上国における国際協力の現場や,現地の人々の生活を視察する。更に,事前・事後研修を行い,現地での取材や体験をもとにした,国際理解教育のオリジナル教材を作成する。この研修に参加して教材を作成し,学級の子どもたちに授業したところ,大変興味を持ってくれたのだ。私はその面白さに魅せられてしまい,このような機会にたくさんの教員や児童生徒に出会ってほしいと思うようになった。
教員長期社会体験研修員 千歳市立北栄小学校教諭 堀幸美
「ニューサポート高校地歴・公民 2003年5月発行」より。見方を変えれば,人類の歴史は戦争の歴史であると同時に,戦争を回避しようとしてきた歴史,あきらめずに戦争を克服しようとする不断の努力の歴史でもある。そして,もしも私たちがその努力を継承しようとするのならば,現代と過去の戦争というものの真の姿を理解して,次の世代に確実に伝えなければならない。そのためには,私たちは,戦争を歴史のなかでどのようにとらえ,教えていったらよいのだろうか。
明治大学文学部教授 山田朗
本稿は,2002年度「現代国際社会理解」用に作成したテキストを若干改訂したものであり,終章である「921世紀の世界と日本」と「10終わりに」の部分である。2002年度の現代国際社会理解では本章に至るまでに「地球の姿」「気候と生活」「国家と国家群」「地域紛争の概略分析・及び構造的変化」「パレスチナ問題(9・11とその後の紛争を題材に)」「国際連合を考える」と授業を進めてきた。その際用いたテキストについては順次公開してきたし,授業案についてもいくつかを公開した。これまでの流れや内容については,それらを参照していただきたい。なお「教室から考える現代国際社会理解」は本稿をもって一応完結する。
立命館慶祥高等学校 斎藤忠和
本稿は,現任校で実施した現代国際社会理解で使用するために作成したテキストである。本節ではポスト冷戦期の紛争を取り上げ,現在の世界情勢と紛争について学ぶ。本稿はその後編である。「パレスチナ問題と2001年9月11日の事件(9.11)」
立命館慶祥高等学校 斎藤忠和
2012年[現代社会]センター本試験問題06から,教科書の単元に合わせて編集した問題です。1ページ目が問題,2ページ目が解答と解説の構成になっています。
福岡市立福翔高等学校 河村敬一,福岡県立宗像高等学校 國松勲