教科書の単元から資料を探すページです。
本稿では,『すぐ使える楽しい生物実験』(北海道高等学校理科研究会研究部生物編)から,ニセアカシアを用いた「花の構造の観察」を紹介する。さらに材料をムラサキツユクサに変えた実践例も紹介する。本実験は,ふだん目にしている花を解剖してよく観察すると,全く知らない世界があるという感動がある。そして生殖と遺伝の両単元にかかわり,紛らわしい用語がたくさん出てくるので,実物を見ることでしっかり理解させたい。しかも実験自体はたいへん簡単である。以上のことから,本校では毎年実施している。
北海道札幌南高等学校 吉川浩之
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)会議室の窓下に、キキョウ科の多年草ホタルブクロを見つけました。寺の釣り鐘のような形の白花です。学校に咲くのは白花ですが、唐沢山ではうす紫の花も見ます。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)写真の花はオオイヌノフグリと言い、漢字で「大犬の陰嚢」と書きます。大きな、イヌの陰嚢(精巣を包む雄の生殖器官)」という意味です。写真のような瑠璃(るり)色の美花を付けているのに、名前は高尚ではありません。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)今回は、学校東の奈良淵道路沿いに群生するオドリコソウ(踊子草、シソ科)を紹介します。オドリコソウは、笠をかぶって踊る踊子の姿に、花を見立てたものです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]カルス,プロトプラスト,茎頂,融合,形成層,受精
東京書籍(株) 理科編集部
授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。B5判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]フォークト,原基分布図,局所生体染色法,卵割期,モザイク卵,調節卵,誘導,形成体,シュペーマン,移植実験,被子植物,重複受精,有胚乳種子,無胚乳種子
東京書籍(株) 理科編集部
平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-C 選択的遺伝子発現と形態形成。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。
東京書籍(株) 理科編集部
相分離生物学は酵母やほ乳類を対象とした研究によって発展してきたが,ようやく植物の研究も増えてきた。最近では植物の生物学的相分離に関する本格的な総説も出版されている(1)。今日は,本格化しはじめたこの分野の成果を簡潔に整理してみたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
細胞とタンパク質の仕組みを講義したあと,「ラーメンをどうすれば生きた状態にできるのか」という出席代わりのレポートを課してみたことがある。ラーメンの組成は生物のものとだいたい同じで,タンパク質も脂質も糖質もDNAも塩分もある。当たり前だが,ラーメンの原料は生物だからである。だがもちろん,ラーメンは生きていない。さて何が違うのか。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎