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ジャック ルシアン モノー (Jacques Lucien Monod)フランス,1910-1976フランソワ ジャコブ (Jacob)フランス,1920-科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成ジャック・ルシアン・モノーは,1910年にパリで生まれ,1928年にソルボンヌ大学に入り,動物学を専攻した。非常に多才であり,特に合唱の指揮にかけては,新聞を賑わすほどの腕前であった。また,ドイツ占領下のフランスにおいて,共産党員として武装抵抗運動を展開して活躍した。その間,地下に潜ったまま,アンドレ・ルウォフの所で大腸菌の乳糖の消化に関する実験を続けていた。1940年代は特にカリフォルニアを中心に新しい実験材料としてのファージの研究が盛んになりつつあった時で,モノーもファージに魅力を感じたが,自分がそれまで続けてきた酵素の適応の問題のおもしろさに気づき,その研究を続けていくことにした。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
遺伝の学習は高校生物において重要な位置を占めており,大学入試問題にも必ず登場している。生徒も関心を持ちやすい分野である。しかし「連鎖」と聞くと,拒絶反応を示す受験生も少なくない。一つの染色体には複数の遺伝子が存在するため,連鎖は一般的に起こっている現象であるが,生徒たちは“特別な現象”としてとらえているようである。連鎖についてアカムシユスリカの幼虫を用いた,だ腺染色体の観察実践事例。
群馬県前橋育英高等学校 金子千里
平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-A 転写開始の調節。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。
東京書籍(株) 理科編集部
平成16~21(2004-2009)年度版「生物II」教科書準拠。第2編 遺伝子の本体とはたらき 3章 遺伝子発現の調節 3-C 選択的遺伝子発現と形態形成。※授業プリントとして,自由に加工・編集してご利用いただけます。
東京書籍(株) 理科編集部
ヒトの体細胞には46本の染色体があるように,真核生物のゲノムは通常,複数の染色体にわかれて存在している。この数には意味があるのだろうか? 中国(1)とアメリカ(2)の2つの独立した研究チームが,酵母の染色体をつないでみた結果をネイチャー誌に報告している。いずれも結論は同じで,染色体を結合しても特に問題なく生きていられるということであった。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎