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【物理アイデアカード】 エネルギー・科学史・熱と仕事・身近な話題。最古の永久機関の一つで,車輪の縁に,先端におもりを付けた棒が自由に動ける様にとりつけられている。車輪がどの位置にあっも,その右側に来るおもりは左側に来るおもりより常に車輪の中心から遠くにある。従って右回りの回転力が生じ,車輪は永久に回転し続けるはずである。この装置の発明者はこう考えた。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
【物理アイデアカード】 分子運動・演示実験・気体,力・熱と仕事。(1)分子の熱運動(振動)をモデル的に解りやすく演示する。特に摩擦で物体の運動エネルギーがその物体の分子の熱運動(振動)のエネルギーになり,摩擦熱が発生することを示す。(2)紀元前2世紀の古代ギリシャでヘロンが発明した蒸気タービンを再現して見せ,気体分子の運動,あるいはロケットの推進力などについてのイメージをつかむ。(3)サーミスタ抵抗を用いて,断熱膨張・断熱圧縮による気体の温度変化を調べる。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
【物理アイデアカード】 熱と仕事・ 演示実験・身近な話題。(1)生徒をあっ!と驚かして,気化,熱の導入として効果絶大である。(2)熱と仕事,永久機関について考えさせるのに面白い話題である。ぜひ実物を見せたい。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
サディ・カルノー(物理学者)東京書籍作成Nicolas Leonard Sadi Carnotフランス,1796-1832科学者人物誌―物理東京大学大学院総合文化研究科講師 岡本 拓司東京書籍2003年2月作成カルノーの父はラザール・カルノーといい,数学者・物理学者であり,またフランス革命後,国民軍を組織して周辺諸国の反革命軍の攻撃からフランスを守った軍人として知られている。サディ・カルノーは,軍の科学者・技術者を養成する機関であったエコール・ポリテクニクを1814年に卒業し,陸軍のさまざまな仕事や,技術者として公共の任務に携わったと,大尉で軍隊を退役し,物理学と経済学の研究に専念した。母方の祖父から財産を相続していたために,そのような生活が可能であった。1832年に猩紅熱にかかって入院し,回復はしたが,その後コレラにかかって亡くなった。
東京大学大学院総合文化研究科講師 岡本拓司