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「ニューサポート高校「理科」vol.33(2020年春号)特集:授業を変える2〜思考力・判断力・表現力を育む授業〜」より。平成30年に告示された改訂学習指導要領では,「主体的,対話的で深い学び」を通じて,「知識及び技能」や「思考力,判断力,表現力等」を育成することが求められており,これまで以上に生徒の学び方を意識した授業が求められている。筆者は,授業改善の一環として,一昨年度からジグソー法を取り入れた岩石薄片の偏光顕微鏡観察実習を行っている。これは,例年,学習事項の確認を目的として火成岩で1時間,変成岩と堆積岩で1時間をかけて行っていたスケッチ中心の観察実習を,「主体的,対話的な学び」のなかで学習した知識を活用しながら,思考・判断する場面があるように改善したものである。まだまだ試行錯誤の段階ではあるが,本稿ではその取り組みについて紹介する。
香川県立高松高等学校 髙木大輔
地学の実験は再現が困難なためなかなか実施できないものであるが、火山噴火の過程を再現できる炭酸飲料水を用いたアナログな実験方法を説明し、写真で紹介している。
千葉県教育庁 横瀬正史
アニメーションでマグマから,かんらん石,輝石,玄武岩,はんれい岩,角閃石,安山岩,閃緑岩,黒雲母,デイサイト,流紋岩,花崗岩ができるまでを理解する。
東京書籍(株) 理科編集部
東書ニューサポート高校理科№4(1997年5月発行)より。「宇宙線ミュオンで火山体内部を見る-環境放射線による地殻断層のイメージング-」。わが国には火山がいたるところにあり,その活動が活発になるたびに,噴火活動の本質は何か,より正確な予知ができるか,といった問いかけがなされている。もし新しい方法で火山体内部の状態を直接的にとらえることができれば,火山の噴火活動現象のより深い理解に貢献することができるはずである。
加速器研究機構・理化学研究所 永嶺謙忠
高千穂峡の柱状節理、撮影年月:1995年7月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:宮崎県 高千穂峡。宮崎県北西部の高千穂町三田井にある五ヶ瀬川の峡谷。全長約2km。洪積世後期に阿蘇山から噴出した高熱の火山灰が浸食の進んだ五ヶ瀬川の谷に堆積し、それが固まった溶結凝灰岩を再び川が浸食して形成されたと考えられています。堆積後の冷却の過程でできた柱状節理が発達し、両岸に高さ50~100mの絶壁をつくります。
東京都立北多摩高等学校 大桐
東書教育シリーズ中学校理科「先生,モノグリセリドって何?」-教科書記述の変更点-(2012年10月発行)より。日本のような島弧の火山は,たいてい安山岩質のマグマを噴出しますが,富士山はここ10 万年の間,ほとんど玄武岩質のマグマを噴出し続けています。富士山がなぜこのような特異な火山なのかを理解するためには,富士山の噴火の歴史や富士山のマグマ供給のようすを知ることが必要です。
東京書籍(株) 理科編集部