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本稿では,3つの関数 y=sinθ,y=cosθ,y=tanθを指導した直後に,それらを同一 θy平面に描き,ともすればy=sinθ,y=cosθのグラフは密接であるが,y=tanθのグラフはそれらと疎遠になりがちであることを配慮し,3つのグラフを同時に考察する問題を生徒に提示して,考察させることを考える。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
本校は、音楽・スポーツについての知識・技能を高め、得意分野を伸ばすことにより、自尊感情、学習意欲の向上をめざす目的で、「アクティブ音楽(平成28年以降)、アクティブスポルトコース(平成29年以降)」を開講している。生徒はこれらの学習に対し、自主的に選択し意欲的に取り組んでいる。この取り組みによって養われている学びの主体性を教科(数学)でもさらに高めたい。今回は、数学Ⅱで扱う三角関数を含む方程式、不等式の解法においてICTを利用することで、「主体的な学び」を促進し、「対話的・深い学び」の向上が期待できないか試みた。
大阪府立香里丘高等学校 吉田光宏
0≦θ<2πのとき,三角関数を含む方程式 asinθ+bcosθ=c(a,b,cは定数)の解は,どの象限にも属さない軸上の角であったり,1つはある象限の角,もう1つは軸上の角であったりする。さらには2つともある象限の角であったり,解がなかったり解があっても1つしかなかったりもする。これは,a,b,cの間にどのような関係がある場合に言えるのか。本稿ではこれについて考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立光高等学校 西元教善
三角関数のグラフをかくことに多少の抵抗感をもつ生徒は多いようである。基本となる y=sinθ, y=cosθのグラフについての抵抗感は少ないようであるが,それらとは明らかに違う(漸近線をもち,すべての実数値をとり,周期がy=sinθ, y=cosθの周期の半分のπになる) y=tanθのグラフやk,lを定数とするときの y=k sinθ,y= sin lθのグラフ,さらには,α,βを定数とするときのy=sin(θ-α),y=sin l (θ-α),y=sin (lθ-α),y=k sin (lθ-α)+βといったグラフについてはそうである。 また,その後にそのグラフが十分に活かせる題材が控えているというわけでもなく,三角方程式や三角不等式を解く際にも単位円を利用した解法の補助的な確認に活用されているような感じもあって,グラフをかく煩わしさ,活用の場面の少なさが生徒から敬遠される一因になっているようである。そこで,グラフ指導について,考察してみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
次期学習指導要領では数学A で整数が扱われることとなり,ピタゴラス三角形はその教材になりうることでしょう。ここで提示した考え方は,数学Ⅱとの融合によるいわば「別解」であり,m,n の値と三角形の形状との関わりがはっきり認識できる点に利点があります。
学習院高等科教諭 高城彰吾