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4つの実数a, b, c, dを使って,演算を表現してあるものには,分数の四則演算, 複素数の四則演算, 平面ベクトルの和・差・内積, 2次の正方行列の行列式のようなものがある。 このような式を眺めていると気付くことがある。たとえば,(分数の差の分子)=(2次の正方行列の行列式),(複素数の商の実部の分子)=(内積)などである。生徒もこれに気付いているはずである。このような類似性にそれら演算の構造が見て取れる。このような見方をできるようにさせることも大切であろう。 本稿では,4つの実数a, b, c, dを使って演算を表現してあるものについて,同じ式が出現する場合を中心にして考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
2次方程式の解の公式は,現在,数学Ⅰで扱われている。数学Ⅱでは,解と係数の関係を軸に2次方程式の性質を扱う。解と係数の関係は,解の公式から得られた2解について,和と積を計算すると求められる。和差積商という四則計算のうちの和と積だけである。差や商についてはない。商はともかく,差については一考の余地があるのではないだろうか。本稿では,2次方程式の2つの解の差と判別式について,解の公式における意味を考察する。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
「よくわかる! 小・中・高 算数・数学のつながり」(2013年10月発行)より。教科書から抜粋した紙面を通して「どの学年で」「どんな内容を」「どのように学んでいるか」が概観できるようになっております。学習内容のつながりや扱いなどの概要の説明,学習段階・学習内容の一覧,学習内容に関する教科書紙面,学習内容に関する留意点(児童,生徒の実態,取り扱い上の配慮)などで構成。
東京書籍(株) 算数・数学編集部
「高等学校数学実践事例集」より。(1) 自然数から実数へ,(2) 正負の整数の導入例,(3) すき間のない数直線,(4) 数の分類,(5) 四則の英語読み,(6) 複素数の考えはいつ頃から,(8) 2 次方程式の解を求めるために。この資料は,高校数学の教科書で取り扱う内容に関して,いろいろな角度から解説をしたものです。それらは,導入例や,参考になる先生方へのコメント,中学校の復習,発展的内容,教科書で扱っている内容の背景などを集めたものです。
稲永善数