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[精選国語I 発問例集]1 説話 能因と節信「精選国語I (559)」準拠、発問例集授業の中での発問の例として、またテスト問題作成されるときの問題の例としてご利用ください。「テキストダウンロード用」で、テキストデータだけを取り出すことができますので、教材作成のために、自由に加工編集してご活用ください。
東京書籍(株) 国語編集部
巻頭エッセイ:能因と節信兼築信行(早稲田大学教授)高校国語ニューサポートVol.1(創刊号)東京書籍2004年4月発行[本文より]絵に特別な趣味はないのだが,一幅だけ所持しているのが,この本一洋まつもといちよう(一八九三?一九五二)の「能因と節信」である。僧形と烏帽子姿の人物とが向かい合っている。右は能因法師,左は藤原節信(ときのぶ)という平安中期の歌人である。一洋は京都画壇の日本画家で,山元春挙の早苗塾に属し,人物画に主眼を置いた作家活動を展開した。久しく忘れられた存在であったが,二○○一年の秋,京都文化博物館にて展覧会が開催され,再評価の気運にある。
早稲田大学教授 兼築信行