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ある日、横須賀市内の英語の先生たちの会議で近況報告がありました。その中で「ディベート」が話題になり、「うちの生徒には無理」と話されていた先生がいました。「やったことがあるんですか?」と尋ねると「ない」とのことでした。確かに「相手の意見に対して、自分の意見や質問をする」「即興性が高い」という点は生徒にも教師にもハードルが高く、簡単ではありません。しかしながら「やらなければ、できるようにはならない」と思います。3年生のStage Activity 3にミニディベートの項目があります。「教科書の順番で、Unit 6が終わったから扱い、難しいから紹介のみ」ではなく「ディベート」を一つの目標として中長期的な視点で指導計画に組み込み、生徒たちに挑戦させてみてはどうでしょうか?
神奈川県横須賀市立池上中学校教諭 嘉山透
今回は2年生のUnit 3を題材に「どのように自分の意見を英語で言えるように指導すれば良いか」を一緒に考えていきたいと思います。
神奈川県横須賀市立池上中学校教諭 嘉山透
基本文や教科書を覚えることが「基礎」で、それらを使用することが「発展」なのでしょうか? 私はそうは思いません。コミュニケーションには必ず「目的」があり、それを達成するための「手段」として自己表現をし、自分の考えをできる限り的確に伝える「方法」が文法や語彙であると思います。「生徒の可能性の芽」を枯らさないためにも生徒に自己表現をさせ続けています。当然、言えないことやミスもたくさんありますが、それらを一つ一つ乗り越え、改善していく中で生徒たちは「自分の考えを自分の言葉で表現する」ことに慣れ、最終的に自己表現をできるようになっていきました。
神奈川県横須賀市立池上中学校教諭 嘉山透
平成24-27(2012-2015)年度用教科書NEW HORIZONに対応。NEW HORIZONワークシート 「学び方コーナー」でつなぐ小中高の学習法(中・高接続)[2014年11月発行]より。ワークシート,解答と解説,指導案で構成。相手の意見やあるテーマに対して,賛成・反対の立場を相手に伝えることができるようにする。賛成・反対の両方の立場に立って,自分の意見を論理的に相手に伝えることができるようにする。
東京書籍(株) 英語編集部