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1986年4月,私は都立大崎高等学校に着任した。中学校からの異動だったので,生物の授業では実習のためのテキストを自作しているということに感心したが,上野動物園の見学が含まれているのには,驚いた。動物園といえば子供の頃の思い出しかなかったし,捕らわれた動物を観察して生物の学習になるのか不審に思った。しかし動物園・水族館を知れば知るほど興味深く,1998年3月に退職するまでの間,年々授業の中での比重が増して行った。ここでは,その授業実践について報告する。
サイエンスライター,元都立小山台高等学校 福田恵
東書教育シリーズ中学校理科「身近な材料を利用したおもしろい観察・実験」1989年発行より。昆虫やクモ,エビ,カニなどのなかまを節足動物というのはどうしてか。アリ,ハエ,バッタ,イナゴ,ミツバチなどのあしを双眼実体顕微鏡で観察する。簡単に見えるあしが10以上の節からできていることがわかる。
東京書籍(株) 理科編集部
博物館には専門の学芸員や解説員がいますので、気軽に質問をしてみてください。どの都道府県にも博物館はいくつかありますので、観光地を巡るだけではなく、博物館にもぜひ訪れてみましょう。
筑波大学教員免許更新講習講師 鈴木伸男
「中学校理科 事故事例に学ぶ 化学実験安全マニュアル」(2024年4月)より。小学校の教科書では、加熱の実験にカセットコンロが用いられるようになりました。多くの生徒が三脚やガスバーナー、マッチ等を使用した経験がないまま中学校に入学してきます。中学校では、ガスバーナーの使い方だけの指導ではなく、マッチや三脚などの実験器具それぞれの使い方や特性、危険性について丁寧に指導する必要があります。
東京書籍(株) 理科編集部
理科の知識などを深めたり、自由研究を進めたりする上で、自然現象とその変化、動・植物の生態などを注意深く見ること、つまり「観察」をしっかり行うことがとても大事です。
元筑波大学教員免許更新講習講師 鈴木伸男
東書教育シリーズ「入試問題に見られる観察・実験問題事例集」1996年4月発行より。実験操作の1つとして,ガスバーナーやメスシリンダーの使い方などがよく出題される。また,実験場面を示し,実験場の注意点を問うような問題も出題されている。その他,未知の個体・気体・液体・水溶液を識別する方法を考えさせたり,混合物を分類する方法を考えさせるなど,実験を組み立てるような問題もある。最後のページに解答がある。
東京書籍(株) 理科編集部
東書教育シリーズ「入試問題に見られる観察・実験問題事例集」1996年4月発行より。基礎操作としては,顕微鏡の使い方がよく出題されるが,単に操作の手順を問うだけでなく,よく見えなかったときなど,実際の観察で起こるトラブルの対処の仕方などを問う問題なども出題されている。その他,ルーペの使い方やスケッチの仕方なども出題されている。最後のページに解答がある。
東京書籍(株) 理科編集部
ニューサポート高校「理科」vol.40(2023年秋号)「特集:『水』をテーマに理科に触れる」より。海なし県の埼玉、実は「川の国」として、県土面積に占める河川面積が日本一である。そんな「さいたま」の名を冠した水族館は、らしさを生かした「淡水生物専門の水族館」だ。水族館は、広大な敷地の羽生水郷公園の一角にある。
東京書籍理科編集部