定数kを含む xについての連立1次不等式の解が a < x <bであるとき,解の中に指定された個数の整数を含むようにkの値の範囲を定めるという問題は,1年生にとっては鬼門のようである。
特に,nを整数とし,x<bに含まれる最大整数が nのとき,bの取り得る値の範囲は,n<b≦n+1であるが,なぜ bの値の範囲の中に n+1は含まれるが nは含まれないのか,その違いやその理由がよくわからない生徒がいる。
本稿では,指定された個数になるよう端点の値の範囲を定めることについて,生徒にとってわかりやすい説明を試みるものである。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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