条件つき確率と積事象の確率を混同,混乱する生徒は少なくない。その区別は時制,つまり「現在形」であるか「過去形」であるかで区別できる。「***であったとき,……である確率を求めよ。」と書いてあれば条件つき確率であり,「***であるとき,……である確率を求めよ。」と書いてあれば積事象の確率である。このことから問題文を読んだときに,求める確率が「条件つき確率」であるのかあるいは「積事象の確率」であるのかを区別できなければならない。
本稿では,生徒にとってこの違いがよくわかって,しかも楽しい題材を紹介する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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