生徒が意欲を持ち,自主的に課題に取り組むには,題材が身近であり,自然とやるきが起こるようなものが理想的である。前年度の2つの題材(「ハノイの塔」「電話連絡網をつくろう」)は,こうした意味で有意義であったと思う。この2つは関数の単元と密接な関係があり,内容面から見た考え方では,関数的な考え方を伸ばすのに,特にふさわしい題材であったと思う。そこで,今年は,方程式の単元と関連する内容のものにしたいと考えた。3年担当であり,2次方程式の応用の学習にポイントを置き,「美しいと感じる長方形」を題材に実践することにした。
小山市立小山城南中学校 唐木田浩一