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三角関数の加法定理の証明について~cos(α-β)=cosαcosβ+sinαsinβの根源性~

  • 数学
  • 指導資料
公開日:2016年12月09日
三角関数の加法定理の証明について~cos(α-β)=cosαcosβ+sinαsinβの根源性~

三角関数の加法定理」の証明以前に「三角関数の性質」を扱う。実際,三角関数の加法定理の証明には三角関数の性質を使っている。決してそのためにだけに先行して扱っているのではないが,どうせ三角関数の加法定理から三角関数の性質が導かれるのなら,循環論法に陥らないように配慮しながら,その際に必要な三角関数の性質を証明しながら,所謂「現地調達式」で三角関数の加法定理を証明する方法も考えられる。
 先に,三角関数の性質をフルセットで示しておき,一般角の三角関数を鋭角の三角関数で表すことができることを理解させることも重要であるが,三角関数の加法定理の一つである,cos(α-β)=cosαcosβ+sinαsinβから三角関数の性質や残りの加法定理が導けるというその根源性を理解させることも生徒の興味・関心を引くのではないかと思う。
 本稿では,このスタンスで指導すればどのような証明の流れになるかについて考察する。


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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善

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