「求められる中学校社会科の実践プラン-教科書で学ぶ確かな授業構想-」東京書籍2006年10月作成より。基礎・基本を踏まえた学習指導上の工夫。平成18年度用中学校社会科の教科書に沿った授業実践の報告です。
(1)「社会の変動」について,貨幣経済が農村にも広がったことや,自然災害などの要因も加わって百姓一揆が起きたことなどを,打ちこわしの図やからかさ連判状などの資料を用いて取りあげる。
(2)「欧米諸国の接近」については,江戸時代後半の外国船の接近,幕府による北方の調査や打ち払い令などの対応を中心に取りあげる。
(3)「幕府の政治改革と政治の行き詰まり」については,背景としての財政の悪化や改革の内容と結果について着目させる。
(4)「新しい学問・思想の動き」については,この時期に起こってきた蘭学や国学などの中に新しい時代を切り開く動きが見られたことに気付かせる。
東京書籍(株) 社会編集部