a≧0, b≧0に対して不等式(a2+b2)3≧(a3+b3)2が成り立つことは,
=3a2b2{(a-b/3)2+8/9b2}≧0であることで証明される。等号成立はa=0, またはb=0のときである。
さて,この不等式をa≧0, b≧0,c≧0 のとき(a2+b2+ c2)3≧(a3+b3+ c3)2と拡張した場合とか,さらに,これをak≧0(k=1,2,…,l),m<n(l,m,n∈N)のとき、(∑akm)n≧(∑akn)mと一般化した場合にこれらの不等式は成り立つのであろうか。成り立つのであれば,等号成立条件や証明方法に興味・関心を引かれる。
本稿では,この2つの不等式の証明および等号成立条件を考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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