「新教育課程を見据えたアクティブ・ラーニングと主権者教育-教科書を活用した指導例-」(2016年7月)より。公民的分野の教科書では,「公民にチャレン ジ」を20か所設け,グループでの話し合い活 動などの協働学習を通じて,学習内容への理 解を深め,思考力・判断力・表現力を高めら れるように工夫している。活用の仕方も,1 時間の授業の展開部で扱うだけでなく,授業 の導入部で扱う,授業全体を通して扱うなど, さまざまなものが考えられる。生徒どうしが 教え合い学び合う協働学習がますます重要と なる中,この「公民にチャレンジ」を授業で 有効活用したい。 ここでは,「『公共の福祉』について考えよう」 を活用した協働学習の指導例を示す。
東京都世田谷区立梅丘中学校校長 伊藤聡保