確率の問題,あるいは場合の数の問題でもそうであるが,事象として硬貨,さいころ,トランプなどを使った例が多い。何か他に目新しいものはないかと考えて,オセロの駒を思いついた。オセロの駒は表裏が白黒になっていて,裏返してその変化を表すことができる。本来,ゲームとしては相手の駒を自分の色の駒で挟むとそれらを裏返して自分の駒の色に変え,最終的に枚数の多い方が勝ちになるわけであるが,これを何か他のものの変化に連動して裏返して,白の駒数,黒の駒数を考えれば,確率の問題とすることができる。
本稿では,このようにオセロの駒の枚数に関わる確率の問題を考えてみたい。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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