数列{an}の群数列とは,初項から順に左から1列に並べてある数列{an}に対して,左からある規則に従ってグループ分けしたものである。通常,その規則とは個数の指定であることが多く,仕切り線「|」で区切ってグループ分けしてある。数列{an}の一般項がわかっていれば,第n群anの最初の項が,項数の和からわかる。教科書での説明はこれによる。しかし,第n群anの最初の項を求めるとき,第n群の最初の項をbnとするときの数列{bn}を考えた方が早いのである。
本稿では,階差数列を使って第n群anの最初の項を求めることを考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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