[青森県]棟方志功記念館、撮影年月:2000年5月13日、撮影場所:青森市。世界的に広く知られた版画家の故・棟方志功が、青森の出身であることはよく知られています。非常に素朴で個性的な造形、むき出しの原色の色使いには、ねぷたとの結びつきを感じさせます。棟方志功の姿は、『彫る―棟方志功の世界』という優れたドキュメンタリー映画にも記録され、ベートーヴェンの第九を口ずさみながら、絵に顔をつけて一気呵成に描きあげる姿には、誰でも強烈な印象を受けます。棟方志功がねぶたを語り、自らねぶた祭りに参加して楽しんでいた様も印象的で、ねぶたは、まさに棟方志功と共に心に刻まれました。写真は、棟方志功の文化勲章受賞(1970年)を記念して造られた記念館で、1975年11月に開館しました。
宮城県 熱海新伍