神魂(カモス)神社には、日本最古の建築様式である天地根元造の形態を有する大社造の本殿がある。現存する大社造の社殿としても、1346年の建設で最古。出雲国造の大祖天穂日命(アメホヒノミコト)が天降られて創建され、伊弉冊(イザナミ)大神・伊弉諾(イザナギ)大神を祀っている。神魂をなぜカモスと呼ぶのかは、神坐所(カミマスドコロ)がカンマス-カモスになったとか、神ムスビ(縁結)がカモスになったとか諸説があるようだ。写真(1)、(2)は神魂神社本殿で、1952(昭和27)年に国宝に指定された。
愛知県名古屋市 井上隆夫