宍道湖は松江市から出雲市にまたがる湖で日本百景の一つ。大橋川・中海・境水道を介して海と接続があり、汽水湖である。スズキ・モロゲエビ(ヨシエビ)・ウナギ・アマサギ(ワカサギ)・シジミ・コイ・シラウオは宍道湖七珍と言われる。写真(1)は、島根県立美術館で「水と調和する美術館」として夕陽鑑賞に適した設計になっている。写真(2)は、嫁ヶ島と観光シジミ漁の様子。姑にいじめられた若嫁が凍った湖上を実家に帰る途中、氷が割れ水死し、それを哀れんだ湖の神様が一夜にして島を浮かび上がらせたという「嫁ヶ島伝説」がある。写真(3)と写真(4)は、松江大橋から見た大橋川の水流で、まるで渦を巻くような勢いで宍道湖から中海に向かって流れている。これは、外の海の潮の干満によって、宍道湖の水位が変動することで起こる現象。手前(西)が宍道湖で前方(東)が中海方向。前方(東)に見えているのは新大橋。
愛知県名古屋市 井上隆夫