整数にはさまざまな性質があるが,その中に「互いに素である自然数 に対して, となる整数 が存在する」という整数の重要な性質がある。
2つの自然数が互いに素であるということはその最大公約数が1ということであるが,その1は の右辺の1であること,また,それはユークリッドの互除法で計算したときに出てくる1であることを生徒に知らせておくこともユークリッドの互除法の意義を深めるために役立つと思う。
本稿では,ユークリッドの互除法を活用し,「互いに素である自然数 に対して, である自然数 が存在することを考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
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