ニューサポート高校「理科」vol.24(2015年秋号)より。次期学習指導要領の改訂に向けて,文科省が「アクティブ・ラーニング(以下AL)」を強く推進する方向を打ち出している。中教審に対する諮問では,ALを「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」と分かりやすく説明している。中学校理科では現行学習指導要領における言語活動の充実により,課題の把握,予想や仮説の設定,考察,発表など主体的・協働的な活動を他教科に先駆けて実施している。そこで,中学校の事例を交えながらALを考察する。
武蔵野市立第五中学校 辻本昭彦