教科書では,素数でない正の整数,つまり合成数は素数の積の形に表す(これを素因数分解という)ことができ,その表し方は一通りであるという説明がなされているが,素因数分解という結果が主役で,その一意性は影が薄い感じがある。実際,一意性を喚起する問題が極めて少ないようである。しかし,見方を変えれば素因数分解の一意性で証明できる題材は教科書にもある。そのような問題を掘り起こして,一意性に焦点を当てて考察してみたい。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
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