数学Bにおいて,数列{an}の初項から第n項までの和Snについて学ぶ。数列{an}が等差数列,等比数列の場合から始め,累乗,等差数列と等比数列の積,部分分数の差に分けて「中抜け」を利用して求められる場合などを扱う。
三角関数に関わる数列の和も扱うが,これは等比数列の和に帰着される。
また,和cosθ+cos2θ+cos3θ+…cosnθあるいは和sinθ+sin2θ+sin3θ+…+sinnθにおいてはθが特別な値のときの和は扱うことはあっても一般の角θに対する場合を扱うことはない。
本稿では,これらの和について考察してみたいと思う。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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