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「……人をつけて見すれば,『町の小(こう)路(ぢ)なるそこそこになむ,とまり給(たま)ひぬる。』 とて来たり。」 『蜻蛉日記』上巻の有名な章段の一部だが,授業で扱うたびにすっきりしない点があった。天暦九年十一月ころ,百人一首にも採られた「なげきつつひとり寝る夜のあくるまはいかに久しきものとかは知る」の和歌を詠む直前の記事にある,「とまり給ひぬる」の解釈である。
静岡学園高等学校教諭 倉島利仁
A4判よこ,4ページ
一太郎
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