東書Eネット

東書Eネット

[イタリア]パエストゥムの遺跡

  • 社会・地図
  • 指導資料
公開日:2006年10月25日
[イタリア]パエストゥムの遺跡

[イタリア写真資料]パエストゥムの遺跡、撮影年月日:2005年3月19日、撮影場所:カンパーニャ州・パエストゥム。(1)(2)アマルフィ海岸のサレルノから南東50kmのパエストゥムには前6世紀~前5世紀のギリシア植民地時代の神殿群や住居跡が非常に良好な保存状態で残っている。これは遺跡から出土した石棺に描かれていたフレスコ画で、ギリシア時代の絵画がこのように完全な姿で残っている例はほかにない。故人の生前の恵まれた暮らしぶりを描いたものと考えられている。(3)パエストゥムの遺跡には3つの神殿が見られるが、これはゼウスの娘で、知恵と技術の女神アテナを祀った「アテナ神殿」である。013や015の神殿に比べて規模はやや小さく、6割程度の大きさである。(4)アテナ神殿の近くに見られる遺構のひとつ。この遺跡は、18世紀に発見されたが、本格的な発掘調査が始まったのは20世紀に入ってからであり、5分の4は未発掘の状態である。(5)集会所の遺構と考えられている。この近くには円形闘技場の遺構も見つかっている。(6)神殿群の傍らには市民の住居や商店の遺構が散在している。(7)3神殿のひとつ「ヘラ第二神殿」である。「ポセイドン神殿」とも呼ばれ、3神殿の中では最も後、前5世紀中葉に完成。内部の遺構も比較的よく残っている。(8)当時の港に通じていたメインストリート「海の道」の跡。道の両側には商店跡と考えられている遺構が残っている。左奥に見えているのは当時の豪商の邸宅跡である。(9)3神殿の中では最も古く、前6世紀中葉に完成したと考えられている「ヘラ第一神殿」。有名なアテネのパルテノン神殿より100年ほど古い。奥に見えているのはヘラ第二神殿である。

神奈川県 野町亘

資料ファイル

写真、9枚

  • html

    html

    htm/5.0KB

非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。

戻る

関連する単元のリンク

おすすめの資料