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[イタリア]エリーチェの町

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公開日:2006年10月25日
[イタリア]エリーチェの町

[イタリア写真資料]エリーチェ、撮影年月日:2005年3月24日、撮影場所:シチリア州・エリーチェ。(1)シチリア島西岸トラパニの近く、標高750mの山上にあるエリーチェの町。町民の多くは冬季山を降り、春に戻ってくる。暑さの厳しいシチリアでは避暑の町として人気が高い。中世から抜け出してきたような町並みが続く。(2)町の入り口の「トラーバニ門」。町全体を守っていた12世紀のオリジナルの城砦の一部である。エリーチェは船乗りたちの色町として知られた特異な歴史をもつが、同時に戦略的に重要な拠点の町であったことをうかがわせる。(3)民家壁面に見かけたマリア像。古びた壁と清楚な像の組み合わせにローマン・カトリックの伝統を感じた。(4)絶壁に建つノルマン城砦。12世紀に造成されたもの。場内には当時の井戸の跡なども残る。この町いちばんの高所にあり、地中海の眺望がすばらしく、時には遠くチュニジアまで見渡せるという。(5)シチリアの民家には、このように中庭を持つものが多いが、半戸外の空間を「リビングルーム」として重視するアラブ風建築の影響が見て取れる。(6)春の観光シーズンを迎え、開店したばかりのお土産店。店の主人は、「最も早く町に帰ってきたのがわれわれ」と話していた。(7)シチリア島は春本番を迎えたところで、野に咲く花の種類の多さと美しさに感動を覚えた。いわゆる「雑草」であろうが、全て花が大きい。カタバミの仲間と思われる花があったが、日本で見られるものの2倍以上の大きさであった。

神奈川県 野町亘

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