複数の区間で異なる関数(いくつかの未定の定数を含む)として実数全体で定義されている関数f(x)が微分可能であるように,その未定の定数の値を定めさせる問題がある。問題解決の際に「微分可能であれば連続である」ことを使う場合があり,微分可能性ばかりに目を向けていると必要な条件を見落としてしまうこともある。
本稿では,α,β(α<β)として,x≦α,β≦xではそれぞれ1次px+q,rx+s(p,q,r,sは定数)で 定義され,α<x<βでは2次関数ax2 +bx+c(a(a≠0),b,cは定数)で定義された関数がすべての実数において微分可能になる条件を求めると同時に,そこにはどのような関係が潜んでいるかについて考察した。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,4ページ
Word
doc/834.0KB
pdf/375.5KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。