「人権・同和教育基本資料-基礎的知識と学習展開案(2014年度版)」より。江戸時代の身分制度のもとで,百姓や町人とは別に身分上きびしく差別されてきた人々は,お互いに助け合う伝統を大切にしながら,農業や独自の産業などの労働に携わり,生活していた。それにもかかわらず,「服装は無紋・渋染・藍染の衣類に限る」などとした「別段御触書」が出されるなど,きわめて不合理な差別政策が展開されそうになったことをとらえる。 これに対して,百姓や町人とは別に身分上きびしく差別されてきた人々は,この不合理な差別政策の撤回を求め,団結して立ち上がり,阻止したことを知る。
東京書籍(株) 社会科編集部