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六草いちか氏は,エリスのモデルとされるエリーゼ・ヴィーゲルトが生きた証に辿り着いてみせた。その発見のうち,とくに教科書との関係から問題となるのは,長く「マリエン教会」とされてきた,豊太郎とエリスが出会う教会についてである。…鴎外とエリーゼの事跡をめぐる氏のフィールド・ワークは相応の蓋然性を持っており,然るべき検証作業と若干の時を得て,教科書の記述を変えていく可能性を持つと言えるだろう。だが,事はそう単純ではないとも言える。
日本大学商学部助教 服部訓和
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