先日,生徒から次のような質問を受けた。
「分数型の漸化式a1=1, an+1=(an-2)/(an+4)……①の特性方程式はx=(x-2)/(x+4)つまりx2+3x+2=0であり,その解はx=-2, -1です。解答例によると,この解のうちの1つだけを使って解いてあります。3項間の漸化式a1=1,an+2+3an+1+2an……②の特性方程式は①のそれと同じですが,こちらはその解を2つとも使って解いています。どうして分数型の漸化式の方は特性方程式の解の1つだけで解いてよいのでしょうか。」
そこで,生徒に説明したことを中心にまとめてみた。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,6ページ
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