相加・相乗平均の関係は,数学Ⅱの「式と証明」で扱う。2乗すると0以上であるという実数の性質を利用するものであり,2つの文字についての平方完成という式変形がその証明に必要とされる。
これは相加・相乗平均の関係といっても2数の場合である。3数の場合,さらには一般にn数の場合の相加・相乗平均の関係もあるが,これらについては発展的な扱いとなっている。n数の場合には相乗平均はn数の積のn乗根であるから,1/n乗という分数指数(有理数の指数)が出てくる。これを微分法で処理するには数学Ⅲの微分の知識が必要になるが,分数指数の導関数の活用として,n数の場合の相加・相乗平均の関係の証明を扱ってみる。
※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,3ページ
Word
docx/231.9KB
pdf/174.3KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。