兵庫県南部地震や、東北地方太平洋沖地震は、日本に住む多くの人々にさまざまな面で強い影響を与え、地震や津波、そして、それに伴う大きな災害は起こり得るものだということが、深く心に刻み込まれたと思われる。また、それに関連して、小学生や中学生の地球科学に対する興味や関心も、かつてないほどの広がりがみられる。しかし、地学を履修する高等学校は非常に少ないので、中学校までの段階で得られた知識をさらに発展させることなく、高校を卒業していく。本校では、普通科の2年生は「総合的な学習の時間」において、10人程の担当教員のもとで探求活動を行い、課題研究の成果をポスター発表している。この機会をうまく活用し、通常の授業では履修しない地球科学を盛り込んで学習活動を行い、その基礎のもとで探求活動ができないか考えてみた。
兵庫県立尼崎小田高等学校 田中俊雄
A4判たて,8ページ
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