本研究報告書は,川崎市において現在行われている小中連携教育の実践やその取り組みの内容などを紹介しつつ,改めて小中連携,一貫教育のあり方を検証し,今後の小中連携,一貫教育推進のための課題やその解決のための方策などを展望するものとしてまとめたものである。なお,川崎市においては,「小中一貫教育」という言葉は用いず,小中一貫教育を包含した大きな概念として捉えることができる「小中連携」(小・中学校が互いに情報交換,交流することを通じ,小学校教育から中学校教育への円滑な接続を目指す様々な教育)という概念で本事業を推進しているため,川崎市内の小中学校の実践例を紹介している本研究報告書においては,小中連携,小中一貫教育と表記しつつも,小中連携教育という内容で統一されている。(東研研究報告 No.252)
東京教育研究所