「高校数学へのひろがり~中高連携を意識した指導のくふう~」(2013年10月作成)より。中1 のはじめに数は負の数まで拡張された。それは0 を基準としたところから生まれているが,正の数,負の数の学習の終わりに,負の数は計算の自由性という観点から拡張されたという数の見方についても学習する。解の公式を使って方程式を解くことだけで終わらず,今まで使っている数だけでは解けない方程式があり,負の数が生まれた背景と同じように,すべての2 次方程式が自由に解けるようにしたいというところから先人たちが虚数を生み出したという点も,この授業を通して伝えていきたい。
東京書籍(株) 数学編集部