双曲線は,放物線を2次関数のグラフと捉えるのならば,それは反比例のグラフ,あるいは分母が1次,分子は1次以下の分数関数のグラフといえるが,正確にはそれを原点まわりに回転したもの,さらには, x軸方向,y軸方向に平行移動したグラフも含むことになる。 また,放物線は定直線に接し,しかも l上にない定点Fを通る円の中心Pの軌跡として描け,楕円は異なる2定点F,F'間の距離よりも長い紐の両端をそれぞれF,F'に固定して,鉛筆の先端で紐をピンと張るようにしてぐるりと一周させることで描ける。この説明は,それぞれの定義を反映していて,その図形(曲線)がわかりやすくイメージできる。その点,双曲線については,どう説明すればわかりやすくイメージできるであろうか。それを考察してみた。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、5ページ
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