都市部で見られるセミは、梅雨の半ばから鳴き出す「ニイニイゼミ」、梅雨明けが近づくと鳴き出す「ヒグラシ」。そして梅雨明けを待ちかねたように鳴き出す「アブラゼミ」。その後、ミンミンゼミ、ツクツクボウシと続いていきます。最近では茨城県つくば市あたりにも「クマゼミ」が確認されています。温暖化の影響でしょうか。アブラゼミは産卵後7年もの間地中生活と云われていますが、学者の間でも7年の根拠はないと云われ議論が続いています。4年説、5年説など幾つもの説があり結論は出ていないようです。いずれにしましても、長い地中生活にピリオドを打ち、やっと地上に出て、短い夏を過ごそうとしている矢先に、捕食者によって、セミの個体が激減しています。捕食者とは、カラス、オオタカ等。
茨城県牛久市うしく里山の会 坂弘毅