新課程の教科書を開くと,「集合」が数学Ⅰと数学Aに跨り,数学Aでは数学Ⅰで履修する「集合」についての概略を1章0節とする異例の構成になっていることに驚いた。
旧課程の教科書と記述が変わらない箇所もあれば,少し変化がある箇所もある。5月初旬にある内容を教えていて,何か物足らなさを感じた。今回の改定で省略されたのだなと思いつつ,その先に進んだ時,やはり省略すべきではないという思いがした箇所がある。それは,根号を含む式の計算での「積と商の平方根の公式」の証明である。
本稿では,なぜ省略すべきではないと感じたのかを中心に考察してみたい。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、4ページ
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