特に数学に限ったことではないが,何かの概念を規定するために「定義」をする。数学では,日常的な経験に必ずしも立脚していない点に独特のわかりにくさを感じる生徒は少なくない。ましてやその定義が否定を伴うものであればなおさらである。
本稿では,ガウス記号[ ]を中心にして,否定で定義されている数学的概念について,そのわかりにくさ,その回避法について考察する。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、3ページ
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