数学Cで2次曲線を扱う。それ以前では「2次関数のグラフ」=「放物線」,「(分母・子が1次式の)分数関数のグラフ」=「双曲線」というように「関数が先にありき」であったが,ここでは「放物線」=「定点からとその定点が上にない直線までの距離が等しい点の軌跡」,「双曲線」=「異なる2定点からの距離の差が一定である点の軌跡」という視点から再度それらを見直すことになる。
それまでは,放物線といえば下に凸,上に凸,双曲線といえば直角双曲線(それも漸近線がx軸,y軸に平行)であったが,そのような規定はなくなるし,「焦点」という点に着目するようになる。双曲線の場合生徒が納得できるように図示しているであろうか。サブタイトルにもあるように,「2定点からの距離が一定である点の作図」法を明確にしておく必要があると思う。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて、4ページ
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