指導書で紹介されているGRAPESというソフトはフリーソフトでありながら汎用性が高く,グラフのイメージをつかむにはかなり優れたソフトである。しかしここで扱う関数は媒介変数表示されたものであり,生徒にはx,yの役割をある程度理解させた上でグラフ作成をさせることも重要な活動となる。そこでこの題材を,Excel のグラフ機能を使って作図させる授業を考えてみた。Excelは現在ではコンピュータに標準的に搭載しているソフトであり,誰でも一度は利用したことがあるだろう。この授業で生徒は多少の作業が伴うが,配布した資料に沿って進めていけば,Excelに触れたことのない生徒でもグラフが完成できる構成となっている。
静岡県東海大学付属翔洋高等学校 廣田治俊